ショタ絵を描くということ

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最近Twitterで炎上騒動がありました。ショタ絵師として界隈ではとても有名なCoCoLoさんのショタドール体験漫画がその影響力の高さ故、もともとこうした世界とは関係ない人たちの間で拡散されてしまったのです。

小児愛者=セックスドールがないと衝動が抑えられない犯罪者予備軍とされ、自覚があるなら行為の有無に関わらず治療を受けるべきである、そうした絵師を非難せずにいる同業者も同類であるという人たちもいます。

私も小児性愛者であることは間違いありません。別稿に書いたようにそれは小児性愛者による性被害が一つのきっかけであることは間違い無いですが、だからと言って小児性愛者は全て異常者であり、治療を受けるべき存在であるという言い方には絶対に賛成できません。それはかつて犯罪を犯した人間が精神疾患の通院歴があることが報道され、特定の精神疾患患者が犯罪者予備軍と扱われた構図とそっくりだからです。

多くの人が勘違いしていますが、医療とは患者本人の苦しみを助けるものです。決して他人が、あいつは犯罪を犯しそうだから、その性癖や思想を直してしまえと言って本人の意思に関係なく受けさせるものではありません。それは治療ではなく矯正です。

ほとんどの精神疾患患者が犯罪者でないのと同様(健常者より犯罪率は低いという話もあります)、ほとんどの小児性愛者は犯罪を犯しません。それは、ほとんどの異性愛者が異性を、同性愛者が同性をレイプしないのと全く同じ話です。確かに小児性愛者の愛が成就することはありませんが、それはそういうものだと我々は理解し、それぞれの人間がその人なりのやり方でその愛を昇華しています。そんなことはアイドルオタク、アニメオタクにも通じる当たり前の話ですが、小児性愛者だけが犯罪者予備軍として人権を無視したいわれのない誹りを受けることに甘んじなければなりません。

私はこの風潮には決して従いません。それは人間の尊厳を結局は貶めるものだからです。ですから、このまま私が美しいと思うものを描き続けます。

こういうことを言うと、子供を守る視点がないとか、加害者の人権ばかり守らず、性被害者の人権を考えろとよく言われます。これは完全に間違った論理です。小児性愛者の人権を守ることと、小児を性被害から守ることは完全に両立します。小児性愛者の人権を蔑ろにすることと、小児の人権を守ること、性被害から守ることは全く違います。

誰かの人権を侵害しないと誰かの人権を守れないという考え方は間違っています。

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